ウインクする動物たち ― 2014/12/20
保育雑誌の壁面制作ページを比較研究した学生の論文を読みました。
「雑誌〇〇の壁面は、表情は、笑顔が〇個、ウインクが〇個・・・」と表情を分析していました。
なるほど、と読みながら納得。表情が数種類に類型化できるのです。
壁面の定番。ウインクする動物。
学生に刺激されて、私も夜中に図を作ってみました。
雑誌に掲載される壁面制作で、最も多い楕円形の目。切りやすさはNo1。
球形にすると、かわいらしさが増します。
だけど、横の細目は、ないですし、
吊り目もあまり見かけません。
小さな目は色画用紙を切るより、マジックで書く方が早い。
目は大きく切りすぎると怖い。
壁面特有の、片目ウインク。
だけど、右目ウインクは見ない気がする。
最高にテンションが高い両目ウインク。
この笑顔目も、壁面にはとても多い。
笑顔目を逆にするとお休みマーク。
最近時々見かける新種の目。
わたしは決して暇なわけではありません。
図をつくりながら、ふと、幼児の描いた絵に、ウインクをした女の子がいることを思い出しました。これは壁面の真似なのでしょうか? ウインクする動物を貼っていない園でも、幼児はウインクする人間を描くようになるものでしょうか?壁面を貼っていない園の先生方、ぜひ教えてください。
乳幼児は、その置かれた環境を自らに取り込み、感性や価値観を育みます。
保育室の壁面と、幼児の絵の関連を研究できると面白そうです。
コメント
_ 高山静子 ― 2015/02/10 07:06
先生方、コメントをありがとうございます。壁面を貼っていなくてもウインクの絵を書くのですね。アニメのまねではないか、と書いて下さった先生がいらっしゃいました。とすると、アニメの真似を、保育者が壁面飾りで子どもに提供していることになりますか・・・。養成校で、学生に授業でテレビの真似をさせるところもあると聞きます。保育者が専門職と認められる道には、なかなか障壁が多いものです。