オープンエンドの活動を考える2016/06/23

今年も、幼稚園教育実習の訪問の季節がやってきました。
実習訪問は、大学の教員にとっては、現場から様々な学びを得る時間でもあります。
学生の指導を行うことが最も重要な職務ですが、同時に園長先生のお話を伺い、各クラスの環境や先生方の指導、壁に飾られる絵などから、多くのことを学びます。

「父の日」の絵で、非常に個性的なお父さんたちの絵が並んでいるクラスと、同じようなお父さんの絵が並んでいるクラスがあると、(おお!指導によって、ここまで子どもの絵が変わるのか!)と心の中で大興奮していたりします。

学生が実習案として考える工作も、指導案の内容によって、できあがりが同じものになるか、違うものになるかがある程度予測できます。全員が同じ作品になるか、違うものになるか。終わりが閉じているか、開いているか。最終的に「できたー」と言うものができるだけ違うものになる活動や、終わりは保育者の予測がつかない活動ほど、子どもが考える、工夫する余地が多いと考えることもできますね。

実習で、指示をした通りに子どもたちが行って、スムーズに進んで、誰も何も話さず、トラブルも何もなく終わる活動は、たぶん子ども自身の経験は少ない活動。子どもが選んだり決めたり試行錯誤したりする活動では、とまどうことや迷うことも起きます。また友達との関わりが多ければ多い活動ほど、トラブルも起きて大変です。だからそういうことがあったからといって落ち込まないでほしいと思います。

幼児教育では、拡散的な思考を使う活動、開かれた問いを多く取り入れてみたいものです。そして、工夫したり探求し続けることを苦にしない学習者を育んでほしいと・・・ああ、これは大学教育でも同じですね。


大好きな散歩道がついに舗装され、土の上を歩く場所が減りました。残念。

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