「直そうとしない」という原則2019/12/01

脳の可塑性に関連する本を読み漁るなかで、
久しぶりに興奮させられる本と出合いました。

アナット・バニエル『限界を超える子どもたちー脳・身体・障害への新たなアプローチ』
翻訳伊藤夏子・瀬戸典子、太郎次郎社エディタス、2018 
う~ん、中身も編集も、太郎次郎社っぽい。

特別な支援を必要とする子どもの心と体へと働きかける
「アナット・バニエル・メソッド」。
そこで大事にしている9つのことを
実践と結び付けて紹介しています。
動作法や、ムーブメント教育、演劇療法、感覚統合療法とも違う独自の実践です。

「9つの大事なこと」は、以下の通りです。
1動きに注意を向けること
2ゆっくり
3バリエーション
4微かな(かすかな)力
5内なる熱狂
6ゆるやかな目標設定
7学びのスイッチ
8想像すること、夢みること
9気づき


その内容は、まさに保育に応用できることばかり。
「保育で大事にしたいこと」として以下のような言葉が浮かびました。

大人が、子どもを直そうとせず
できないことを訓練しようとせず、

自分に引き付けようとせずに
子どもに注意を向け、

セカセカ早くを、ゆっくりに
ハキハキ元気を、少し力を抜いて。

子どもがほのかやかすかを感じられるように
わずかな差異に気づけるように
自分に注意を向けられるように。

身体を使うバリエーション豊かな活動と
人とのつながりと喜びのなかで
子どもは学び育っていく。



今井寿美枝先生の「はう運動遊び」は、なぜ驚くような効果が出るのか、
この本を読むと、意味がわかる気がしました。
メモだらけになる本でした。

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