内容を改訂しました2021/05/14

ついに三冊目の保育者の専門性、
5領域の体系化である「保育内容の展開」を出版します!
と書きたいところですが、
今は大変な編集作業をしていただいている途中です。
もう少々お待ちください。

代わりに、
「環境構成の理論と実践」改訂の
お知らせをします。

高山静子「改訂環境構成の理論と実践 保育の専門性に基づいて」 郁洋舎 2021

これまで一緒に本をつくってきた編集者が
昨年の状況のなかで出版社を立ち上げました。
独立ってどれほど勇気がいることでしょう。
応援企画といっては何ですが、
改訂版を郁洋舎さんから出版しました。

改訂で意識したのは、
「園内研修や授業内での
短時間での読み合わせのしやすさ」です。

学生は、私が講義ばかりすると
学び続ける専門職としての学び方を身に着けにくい。
集合研修に参加し、一人で本を読んでも
チームの質上がりにくい。
園内で振り返りや話し合いを重ねても、
古い知識のままでは保育は変わりにくい。

園内やクラスで読み合わせをして、
新しい知識、学びを元に保育を議論する、
専門職としての主体的な学び方、
短時間や週に数回だけ働く保育職員も含めた
チーム全体の知識をアップデートする
そんな学びを推進する教材としての使いやすさを考えました。

本を使った園内研修を続けてきた園が
今度、保育の変化について発表されると伺いました。
とても楽しみです。


森のようちえんが認定こども園に2021/05/27

4月26日・5月10日号の「游育」を読んでいると
嬉しいニュースが飛び込んできました。


長野県松本市の
「里山保育ひなたぼっこ」さんが、
令和3年4月から、
地方裁量型認定こども園になったそうです。
おめでとうございます。

幼児教育の無償化後、
森のようちえんや、公園での自主保育のような
自然の場を中心とした保育が、
ますます意識が高く経済的・時間的にゆとりがある家庭の
ものになってしまうのではと危惧していました。
この政策決定の背景には
保護者と関係者の努力があったものと思います。

記事によれば地方裁量型認定こども園は、
全国で82園あるそうです。
行政担当者の意識によっては、
地方裁量型認定こども園は良い方向に使えるのだと、
新たな学びをいただきました。

游育さん、いつも貴重な最新情報をありがとうございます。