色の専門家、宮内博実先生2011/03/05

保育所の養護技術研究で、色彩工学の専門家、静岡文化芸術大学教授の宮内博実先生に2回もヒアリングをさせていただきました。いくつかの保育園の写真を見ていただいて、色彩の観点から、ご意見をいただきました。

「感性を育てるには、様々な色に乳幼児期に出会うこと」、
「原色が屋内に多いと窓の外の景色に子どもが気づかない」など、
保育の環境を考える上で、示唆に富むお話をいただきました。
その詳細なインタビュー記録は、16日にできあがるこども未来財団の報告書に収めています。

研究報告書だけではもったいない。
宮内先生のお話は、幼稚園・保育所の研修会で、多くの先生方に聞いていただきたいと思いました。
保育雑誌でも、ぜひ「色」について取り上げてほしいものです。


宮内先生は、まちづくりや都市景観などにもかかわっておられます。
まちづくりかいぎしつ つくろう!みどりとこどものまち
http://www.wondergreen.jp/workshop/

ついでに、こちらはわたしたちのまちづくり提案
http://www.geocities.jp/hidamarino_kai/teian.htm

宮内先生と出会わせてくださった文芸大院生の桑田亜由子さんに感謝。


地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会から2011/03/13

心配していた方と連絡がつきました。
生きていて下さってありがとう。

ひだまりの会代表の井上みゆきさんから連絡が来ました。
「被災地の皆さんに何ができるだろう、何を送ろうと話し合って義援金を送ることにしました」と。
さすがひだまりのみんな。私も一員であることを誇りに思います。

下を向いていてもあなたの美しさは変わらない

旅立ちの日でした2011/03/18

震災から一週間たち、甚大な被害が明らかになっています。
被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。

今日は、卒業式が行われました。
こんな時期なので、卒業生が無事故で揃うことにもありがたみを感じます。
みんな、生きていてくれて本当にありがとう。
そのうえ、たくさんの感動や元気を人に与えることができる素晴らしい卒業生たちに感謝。
短大幼児教育も四大子どもコミュニケーション学科も、就職率100%、見事です。

今日は写真何枚撮っただろうね。
写真を撮るときに「中腰きつ~い」と声があがっていましたが、これからの仕事は中腰力の勝負。
思いがあるみんなは、(子どもとの関係がなかなかうまく作れない)
(親御さんに思いが伝わらない)(良い方向に変わらない)と悩むことが出てくると思います。
立つか座るか、投げ出しちゃえば楽なんだけど。

私は、努力や思いが実るには時間がかかると頭ではわかっていても、
その途中は、苦しくって、もうイヤ、やめようと、投げ出したくなります。
私自身、なかなかふんばりと我慢が足りなくて、
中途半端に耐える力をつけるんだ、あきらめない、くさらない、投げ出さない、がんばれ私と、
日々、歯磨きを中腰でしているのです。(関係ないって?)

子コミのみんな。これからも応援しているよ。一緒にいい時代をつくろうね。

         ありがとう

災害時のトイレ対応2011/03/22

「学校トイレ.com」
http://www.gakkoutoilet.com/


保育の専門性研究会メーリングリストにアクトウェア研究所の村上八千代さんからの投稿。
「何かできることをしなくては」と、阪神大震災や新潟中越地震のときに避難所の調査をもとにまとめた
「災害時のトイレ対応」を作成してくださったそうです。PDFでダウンロード可能です。

村上さんによると、「被災直後チェックすべきことや、断水時の使用法、学校や保育所が避難所になったときのトイレの対応について緊急にまとめました」とのことですが、緊急にまとめてこの内容だなんて・・どの分野でも専門性ってすごい、と感心しました。

断水になってもお風呂の水で水洗トイレは流せるなんて思っていたけど、災害のときにはそうではないのですね・・。
トイレを使えるかどうかの判断チェックは、とっても勉強になりました。
知らずに水を流していたら大変なことになっていました・・・。

マニュアルを読み終わって、思わずホームページの各地を探索。
トイレって奥深い。これから、再建・改築する園にも役立ちますね。

村上さん、ありがとうございました。