人間の学習、AIの学習 ― 2018/05/23

「あいまいさ、状況に合わせることが苦手」
「相手の感情の理解など、想像、類推が必要なことが苦手」




子どもと環境の関係について考える本 ― 2016/03/24

波多野誼余夫「認知心理学 学習と発達」東京大学出版会1996
佐々木正人「アフォーダンスと行為(身体とシステム)」金子書房2001
エドワード・S.リード「アフォーダンスの心理学ー生態心理学への道」新曜社2000
せいめいのれきし改訂版 ― 2015/11/18

保育は未来をつくる仕事。

ルポ保育崩壊 ― 2015/05/28
がんばれ日本の保育予算 ― 2015/04/01

・国際比較では、日本は3歳以上児のスタッフ一人あたりの子ども数が多いこと
・国際比較では、日本は小学校教諭と比較して、幼稚園教諭・保育士の待遇が低いこと
・経済的に厳しい世帯の子どもであればあるほど、保育の質による発達の差が大きくなること
・人的資本投資に対する収益効果は、就学前が最も高いこと
困った子どもは不幸な子ども ― 2014/11/15
「保育園が児童養護施設のようです」。「家庭ではいい子、園では荒れる子が増えています」最近、先生方からこのような声を聞くことがあります。
大人の言葉が荒れています。普通の人が友達同士でも「死ね」、「ブス」と冗談で言い合います。今、女性も男性も同じような言葉を使います。わが子に「何してんだよ」、「早くしろよ」と言う母親は特別ではありません。また家庭ではご飯を食べさせてもらえない、睡眠を十分にとれないために、日中は情緒が不安定という場合もあります。情緒が不安定な子どもは、他の子どもに荒れた行動をとり、先生に対して愛情の試し行動をします。
ニイルは、『問題の子ども』で次のようにいいます。
「幸福な人は人をいじめたり妬(ねた)んだりしない、困った子どもは実は不幸な子どもである。彼は内心に戦っている。その結果として外界に向かって戦うのである」
「よい教師は引き出すのではなく、出し与えるのであり、彼の与えるものは愛である」
森田ゆりも、怒りの仮面の裏には、恐怖、苦しみ、さびしさ、不安などがあると指摘します。
ある保育園では、「一日に一度子どもとギューッと抱きしめる」キャンペーンをやっていらっしゃるそうです。子どもたちが、「自分は親から愛されている」と感じることができる工夫、集めるといろいろありそうですね。

ひとりでできないもん ― 2014/03/30



議員さんの一日保育士体験 ― 2013/10/11

全国保育研究大会に参加される皆様、そして準備に携わる皆様、大変にお疲れ様です。本日は最終日ですね。
これまで大学の仕事を休めずお断りさせていただくことが多かった大会ですが、今年は「保育の社会化に向けて~保育の営みをいかに社会に発信するか」の分科会に助言者として参加することができました。学びの多い三題の発表でしたが、なかでも北九州市保育士会の発表は圧巻でした。
20年間の研究をまとめた本の発刊。保育所を理解するためのDVDの作成と各園への配布とユーチューブへのアップ、駅前の大型ビジョンを使って保育のCMを流すなど、保育にかける情熱に圧倒されました。
なかでも議員さんや学校の先生、民生児童委員さんなどを招いての一日保育士体験は、何と昭和58年から続けていらっしゃるのだとか。一日体験をした方を集めて振り返りと交流の会も開いているそうです。
保育所での保育士経験がある議員さんは、「国の最低基準以上の人的配置でないと子どもの最善の利益を守れない」、「保育は人が重要」という訴えがあったときにもその意味がありありとわかるでしょう。

待井和江監修 北九州市保育士会編著「感性を育てる保育実践①~④」ミネルヴァ書房、1999
北九州市保育士会作成の認可保育園のパンフレット
それにしても、議員さんの一日保育士体験のような素晴らしい実践が30年近く続けられてきているというのに、それが全国に知られていないことが本当に惜しい。「各地域・園で保育者が積み上げた貴重な保育実践を保育者の共有財産とする仕組み」を、みんなで考えていく必要があります。
久しぶりに参加した全国保育研究大会でしたが、発表者や参加者の真剣さに触れながら、研究の助言や指導にあたる保育者や研究者は、公立と私立では保育者の労働条件が異なることをふまえて、保育者が実践研究によってバーンアウトすることがないように配慮する必要性についても、改めて感じて帰ってきたのでした。
アウトカム基盤型教育と協同学習 ― 2013/08/16
田邊 政裕「アウトカム基盤型教育の理論と実践」篠原出版新社、2013

安永 悟 「活動性を高める授業づくり 協同学習のすすめ」医学書院,2012

私は国際理解教育で参加型学習を学び教育に活用していました。昨年は、これまで作成した参加型学習の手法を整理して発表もしました。ところがこの本を読んで、私は「協同学習」の本質を理解していなかったことがわかりました。協同学習の実践を紹介した本は何冊も読んでいたはずなのに、単なるグループ学習だと誤解をしていたとは。さっそく本屋に電話して関連図書のとりおきを頼みました。
養成教育の質は、保育の質に影響を与えます。学習のプロセスは隠れたカリキュラムとしてアウトカムの質に直結します。協同性の高い保育者を養成しようとするならば、養成教育は協同的な学習である必要があります。私は、教育内容に注目するあまりに、プロセスの質をおろそかにしていたように思います。アウトカムの質保証と豊かな学びのプロセスは並立できる。学び直しです。
JASCE 日本協同教育学会(Japan Association for the Study of Cooperation in Education)
基礎を学べるワークショップは、キャンセル待ちのようです。
授業デザインの最前線 ― 2013/06/18
雨のなか、なんてきれいなんだろうと木々を見上げて立ち止まること数回。おかげでびしょ濡れ。


さて、今日は保育教育者向けの本の紹介です。久し振りに興奮する本に出会いました。
高垣マユミ編著 「授業デザインの最前線Ⅱ 理論と実践を創造する知のプロセス」 北大路書房 2010

この本は、教育心理学の最新の知見を基盤とし、学校現場の実践知と理論知をつなぐ授業研究者によって書かれています。(執筆者紹介に、所属と学位が掲載されているところに気概を感じます)
「授業をデザインする視点」、「授業のやる気を高める視点」、「授業の理解をうながす視点」、「授業を創り上げる視点」、「授業をとらえる視点」、「授業を支える視点」の6つの視点から、授業という複雑な現象を、体系的にとらえることに挑戦しています。理論によって実践に構造的な視点をもたらし、全体像を示すことに成功しているのではないでしょうか。私は、こんな保育の本をつくりたいとあこがれました。
このシリーズは、初等教育、中等・高等教育の専門職大学院のテキストにぴったりですね。また、保育教育者(保育者養成に携わる教育者)が、授業実践者として、自分の授業の質を高めるために一人で読み込むのにも使えます。どの章も、マーカーで真っ赤になりました。
この本と合わせて、自己調整学習や、教育評価など、保育学会で北大路書房ブースから購入した本にはまっています。貧乏性なので、大人買いをしたことがないのですが、学会で、「ここからここまで全部下さい」と買ってくればよかったと後悔。生協で頼まなくては。

うん十年ぶりに長靴を履いて、学校へ行きました。
