タイミーさんがいないと園が開けられない ― 2025/08/17
令和5年の保育士の有効求人倍率は3.5倍(全職種は1.35倍)。
4園の内、1園のみが採用できる数値です。
募集をかけても誰も来ない、タイミーさんがいないと園が開けられないいう声も聞きます。
反対に「誰か辞めたら私を雇ってください」という待機保育者がいる園もあります。
また実習生が就職を希望しても退職者がいないため就職できない園もあります。
保育者の採用にも、格差が生じ始めています。
厚生労働省の調査によると養成校の学生が就職先を決める際に重視したことは、
第一位 園の保育理念・方針や保育内容が自分に合っている
第二位 職場の人間関係がよい
第三位 保育環境が充実している、です。
第二位 職場の人間関係がよい
第三位 保育環境が充実している、です。
学生は、給与(第四位)、休暇(第五位)、福利厚生(第六位)等の待遇よりも保育の質を重視することが数値から分かります。
わたしも実習園に就職しない理由を聞きとっていましたが、
・子どもに一日中指示する保育がつらい
・行事の練習ばかりで自分にはできない
・保育者が悪口を言っている
・不適切な関わりをする保育者がいる
・記録の量が多すぎる
という声は本当に多く聞きました。
反対に実習園に就職を希望した学生は人間関係と保育環境の良さを挙げました。
保育環境が良いのは、子どもを大切にしている証拠です。
人間関係が良いのは、保育者を大切にしている証拠です。
環境や人間関係が良い園が自然にできるはずはなく、園長先生の学びと努力の成果だと考えられます。
そのため、そういう園はたいてい待遇も良いのです。
保育の質を高め、子どもも保育者も幸せな保育をつくることは、人が集まる園づくりのためにも有効です。
これからも若者の総数は減り、全ての職種で人の取り合いとなります。
保育者不足で園が開けられない、そんな状況にならないように、頑張りどきは今だと思います。
現場と行政が一緒になって保育の質を高める動きを加速化していきたい。私も頑張ります。