園庭に「のっぱら」をつくった公立園2021/10/16

ソニー教育財団が主催する「科学する心を育てる」保育実践論文で
今年度最優秀園に選ばれた
世田谷区立希望丘保育園さんの実践発表会に参加しました。

子どもと話し合って園庭に虫が集まる「のっぱら」をつくり、
子どもの探究や探究を支援する職員の姿が報告されました。

保育士のときに園庭に雑草を残してほしいと園長に嘆願し続けて
実現できなかった私には、うらやましい限りの実践でした。

家のまわりや公園では子どもが土も掘れない、草もちぎれない
という地域が多い中で、園庭にちぎっていい草がある、
虫が来る原っぱがあるのは何と豊かな環境でしょうか。

発見は、園庭の端に雑草を残すこと以外にも、
畑や花壇のような小さな雑草園をつくれるということでした。

園庭の一部に、虫が来る野菜を植えることがありますが、
雑草園では、花壇や畑以上に子どもが関わる頻度が高くなります。

園庭の一部に雑草を生やすのは、
木を植えるよりも取り組みやすい環境づくりですね。
また、子どもが虫と関わり探究する姿は、
大人から「子どもの学び」が見えやすいため、
子ども主体の学びに軸を移すきっかけにもなるでしょう。

詳細は、ソニー教育財団さんのホームページでご覧ください


実は、一番興奮したのは、
希望が丘保育園さんの二階は東京シューレで、
三階は若者の交流居場所だということでした。
いやあ、こんな複合施設ができているなんて
保坂市長、さすがです!

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