保育ネット わたしの保育大賞2012/06/14

教育実習に続いて、保育実習が始まりました。
訪問へ行くと、授業のときよりも、いい表情をしている学生と出会えます。

実習訪問では、その園の優れた保育実践に出会って感激することもしばしばです。先日は、富士宮市の公立保育園の先生方が、10年前からアウトメディアに取り組んでいらっしゃることを知りました。「私たちは保育者として責任をもってやっていますから、何を言われてもゆるぎません」と、堂々と語る園長先生、素敵でした。

しかし、こういう優れた実践が全国へひろがる仕組みがないことがとても残念です。保育の研究大会は行われていますが、長い年数をかけて実践を積み重ね研究している園があっても、その研究が全国へ広がる仕組みがありません。本を出版する、学会発表などは確かに残りますが、実践に時間を使う保育者にとってはハードルが高すぎます。
日本全国で、保育者の貴重な実践をそのまま残す仕組みを作れないかと思います。

他者の実践を知る、学ぶという点では、優れた保育雑誌が果たしている役割は大きいですね。
なかでも、保育者が実践をありのままに書いた文章が読めるのが、新幼児と保育に掲載される「わたしの保育」
毎年楽しみにしています。



小学館の「新幼児と保育」 公式ホームページ 保育ネットから

「わたしの保育」 募集開始のページから、過去の受賞作品を読めます。
とくに保育内容環境の授業で学生に紹介している実践は、
「動物の死をめぐって」 山梨県北杜市 森のようちえん ピッコロ 中島久美子先生の作品です。

今年の応募締め切りは、平成24 年9 月10 日(月)消印有効だとか。
先生方の素晴らしい実践を、ありのままに書くことができる「わたしの保育」大賞
応募されてみてはいかがでしょうか。 ちなみに大賞の賞金は30万円だそうです。

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