保育園の苦情対応~困難事例2013/01/19

お茶の水女子大学の青木紀久代先生より、先生が監修された貴重な本を御紹介いただきました。
東京都社会福祉協議会保育部会調査研究委員会による調査結果をまとめたご著書です。


青木紀久代監修 東京都社会福祉協議会保育部会調査研究委員会「保育園における苦情対応~対応困難事例とワーク」東京都社会福祉協議会 2012 
保育園における苦情対応
                    
                 読み込みすぎて、ちょっと本が開いた状態ですみません・・・。

                 担任の立場から書かれた内容と、園長の立場から書かれた内容があります。

                 それぞれの事例にワークとワンポイントアドバイスがあります。

対応困難度が大きく、保育者のバーンアウトリスクも高い事例
対応困難度は中程度だが、保育者のバーンアウトリスクは高い事例
対応困難度は大きいが、保育者のバーンアウトは回避されている事例
対応困難度が中程度で、保育者のバーンアウトが回避されている事例の
4つのタイプに分けて事例が説明されます。

たとえば、
子どもの同士のけんか:保護者が賠償金を要求
威圧的な雰囲気に保育者が緊張
「発達障害だなんて・・・」
「うちの子に限って!そんなことはありません!」
など、15の事例が紹介されています。

一つひとつの事例は、保護者の様子、対応と職員のサポート、事例のその後と丁寧に説明。
その事例に対して、話し合いができるようにワークが設定されています。
各園で、または各クラスで、日常の研修に活用できる内容です。
また、大学での「保育相談支援の授業」でも活用できそうです。
わたしも読みながら、自分ならどう対応するだろうと考えました。

東京都社会福祉協議会ホームページから購入することができます。
青木先生、ありがとうございました。

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