何も飾らないのはだめですか? ― 2015/06/10
子どもの権利条約を保育にいかす ― 2015/06/22
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子どもの権利条約を保育にいかす~子どもを一人の人間として尊重するって具体的にどんなこと?
食事など生活場面で
□無理矢理食べ物を口にいれない。
□子どものペースを無視して離乳食を口に詰め込んだりしない。
□泣いている間に口に食べ物を入れない。
□赤ちゃんを抱くときや、触る前には「おしりをきれいにしようね」と理由を話す。
□赤ちゃんの口をふくときに、口をふさぐようにではなく、口のまわりをふく。
□おむつは、ぬれたら替える。
□子どもが選択できるようになったものに関しては、選択させている。
□子どもができなくて困っていることに関しては方法を具体的にていねいに教えている。
□洋服は、子どもが動きやすく着替えやすい服を選択している。
□抱っこするときには、話してから抱く。
□体に乱暴にふれない。肩や腕はつかまないようにしている。
□大人の動作には言葉をつける「さあ、片づけるわね」など。
□服を着せるときには、本人が着るのを介助するように意識している。
□赤ちゃんを抱き上げるときは正面から。後ろや横から抱きあげない。
遊びの場面で
□子どもが十分に体を動かして遊べる場を用意している。
□子どもが自発的に自分で選択して遊べる遊びの時間を、十分につくっている。
□大人の都合で抱っこしない。気分を立て直して、遊べるように援助して降ろすようにしている。
□指さしで、赤ちゃんが訴えているときには「わんわんがいたね」など答えている。
□ひとり遊びをしているときには、あやさないようにしている。
□遊んでいるときには横や前を横切らないようにしている。
□遊んでいるときに大声を出してじゃまをしないようにしている。
□子どもが遊んでいるときに、「これをして遊びなさい」と遊びを指示しない。
□子どもが探索の主導者と思い、大人は探索につきあうようにしている。
□泣く子に対して「もううるさい」とか「この子よく泣くよね」と言わない。
□子どもに芸をさせない。ものまね、はやりことばなど。
□こわい人形でおどしたり、こわがる言葉でおどしたりしない。
□おもちゃを出すときに、箱をひっくりかえして出したりしない。
□一人用の散歩ロープは使わない。
□水遊びのときにいやがる子どもに水をかけたりしない。
□子どもの未熟さによることばや動作を、何度もさせて笑ったり、からかったりしない。
□子どもの遊びをしらけてながめたり、からかったりしない。
□子どもが休息が必要なときに、休息がとれる場所があり、それが許される。
基本的なこと
□赤ちゃんであっても、意志と感情をもった一人の人間であると感じている。
□赤ちゃんであっても、一人の人間として尊重しようと思っている。
□赤ちゃんの前で、その子どものことを言わない。
□子どもの前で、親のことを言わない。
□たたく、押す、閉じこめるなどの体罰は使わない。
□子どもの目線にあわせて話をする。
□子どもと目をあわせてから話をする。
□子どもが理解できるように、年齢に応じた短くわかりやすい言葉を選んで話しかけている。
□いきなりひっぱったりしないようにしている。
□子どもを叱るときにはなぜいけないのか、わかりやすく話す。
□親のことや、家庭のことなどを興味本位で、子どもに聞き出したりしない。