心身の活動量が高い体操 ― 2019/06/05
やっとアサブロの写真UP機能が回復。ブログをアップします。
小学館から「0・1・2歳児の保育」の夏号(2019年6月)が送られてきました。
表紙の写真、実にいいですね。
陽だまりの丘保育園のこだわりの乳児保育室、
天野珠路先生の「震災に備える園舎と備蓄」、
「ドイツの保育室の吸音環境」など、気になる記事が満載でした。
でも、やはり最初に読んだのは、
楽しみにしていた今井寿美枝先生の「はう運動遊び」の実践です。
転んでも手をつかず、顔から転ぶ子どもが増えた、
転んで顔を切った子どもの保護者から厳しい苦情を受けているなど、
現場の悩みを聞いています。
子どもの顔のケガは、保育士の退職につながる深刻な問題です。
地域の子育て家庭への支援が、0歳児の保護者に届いていない地域では、
転んだときに手が出ない子どもが多く入園してくると思います。
転んでも手が出ない子どもさんの保護者に
「顔から転ばないためには、家庭でこんな遊びをするとよいですよ」
とお伝えするためにも、保育者ははう運動あそびを知っておきたいもの。
「はう運動あそび」は、協調運動であり、活動量が高いことに加え、
人との関わりが伴い、目を合わせて笑いあえることが特徴です。
今井先生の三部作。子どもの発達が気になる保護者にもお勧めしたい。
そして今回今井先生がはう運動あそびを音楽に合わせた体操にしたことを伺いました。
さっそく今井先生にお願いをして送っていただきました。
地域や園庭に子どもが駆け回る広い場や起伏がない場合には、
心身の活動量の高い体操や遊び等で、運動を補ってみるのはいかがでしょうか。