死を招いた保育2012/03/09

どんぐり保育園の中道園長先生から御案内をいただきました。
「死を招いた保育」のルポルタージュを書かれた猪熊弘子さんが浜松で講演をされるとのことで行ってきました。

                     猪熊弘子「死を招いた保育」ひとなる書房 2011

このルポは、上尾保育所で4歳の男の子が本棚の中で見つかり熱中症で死亡した事件をていねいに取材された本です。猪熊さんのお話から、子どもを亡くした母の悲しみが伝わってきて、家に帰ってからも全身が痛くて苦しくて仕方ありません。親にとって、子どもを亡くす以上の悲しみが、この世にあるでしょうか。

北九州市で車に忘れられた子どもが亡くなったとき、ニュースで赤い髪をした若い保育者が土下座をしている姿が映りました。万が一自分が授業をもった学生がこのような事件を起こした場合には、私は保育者の横に並んで土下座をして謝らなくてはならないと思いました。養成機関には、子どもの命を守る保育者を育てる責務があります。

この本を読むと、一人の子どもが、親にとってどれほどかけがえのない存在か、改めて思い知らされます。
保育者にとって読むのがつらく苦しい本。でも、読まなくてはならない本だと思っています。

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