能力を多元的に捉える ― 2012/06/28
認識は行動に影響を与えます。たとえば「持続可能な社会」という認識をもっている人といない人では、保育内容の選び方が変わります。大学で保育を学ぶ意味は、幅広く人間と社会について学び、価値の幅を広げ、行動できる力をつけることにあると思います。学生たちには、力をつけて、これからの保育をつくり出す一人になってほしい。だから、図書館で本を読む学生を見つけると、めちゃくちゃうれしいのです。
さて、子どもの能力に関する知識は、子どもの把握と保育内容の選択や環境構成に影響を与えます。
能力を、IQ(知能指数)だけで捉えるか、多元的に幅広い能力として捉えるかです。
ハワード・ガードナーが理論化した Multipule Intelligences 多元的知能(マルチ能力や多重知能とも翻訳)は、ポートフォリオ、ルーブリック、個別化学習などの背景となる理論ですが、意外にこの理論が知られていません。
多元的知能理論とは、人間は誰しも7つの能力(その後、8、10と増えています)をもっているけれども、人によって能力の強みは異なるというものです。7つとは、言語的知能、論理数学的知能、空間的知能、身体・運動的知能、音楽的知能、人間関係的知能、内省的知能。8つ目の能力は博物学的知能とも、自然的知能とも翻訳されています。
さて、子どもの能力に関する知識は、子どもの把握と保育内容の選択や環境構成に影響を与えます。
能力を、IQ(知能指数)だけで捉えるか、多元的に幅広い能力として捉えるかです。
ハワード・ガードナーが理論化した Multipule Intelligences 多元的知能(マルチ能力や多重知能とも翻訳)は、ポートフォリオ、ルーブリック、個別化学習などの背景となる理論ですが、意外にこの理論が知られていません。
多元的知能理論とは、人間は誰しも7つの能力(その後、8、10と増えています)をもっているけれども、人によって能力の強みは異なるというものです。7つとは、言語的知能、論理数学的知能、空間的知能、身体・運動的知能、音楽的知能、人間関係的知能、内省的知能。8つ目の能力は博物学的知能とも、自然的知能とも翻訳されています。

ペーパーテストは、これらの能力の内、言語的知能と論理・数学的知能を中心に測ります。小学校の低学年から、一部の能力だけを測られることによって、「自分は能力が低い」と思い込まされている子どもがどれほど多いことでしょう。もしも運動能力だけで偏差値がつけられたら・・・。もしも人間関係能力だけで大学入試が決まったら・・・。一部の能力だけが、子ども期、青年期に評価されるって、やっぱり変です。
幼児教育では、子どもたちがこれらの多様な能力を伸ばせるように、環境を準備したいものですね。
「〇〇ちゃんは、運動が得意だね」、「〇〇ちゃんは絵がとてもステキだね」、「〇〇ちゃんは友達の気持ちに敏感だね」、「〇〇ちゃんは一人で虫をじっとながめているのが得意だね」と、一人一人のステキなところが発揮できる保育内容を組みたいもの。
そして小学校でもそれぞれが自分の強みを伸ばしていける学習形態で授業が進められ、子どもたちが自分の得意なことをしっかりと感じとることができたら、自分に自信をもつ子どもが増えるのではないだろうかと思います。
大学でも、できるだけ多様な能力を引き出せる授業を目指していますが、まだまだです。
多元的知能は、書店あるいは図書館で「ガードナー」あるいは「マルチ能力」で検索してみて下さい。
EQ(こころの知能指数)やキー・コンピテンシーのように、関係や場のなかで発揮できる能力に着目した理論も、理解しておくと保護者の早期教育への要望に対して回答がしやすくなるかと思います。