保育室の灯り ― 2025/08/11
今、全国で園舎の建て替えが進んでいます。
せっかく新しい園舎ができたのに、棚の位置も照明も昭和のままの園をお見掛けします。
保育者から「音環境も動線も前の園舎より悪く、保育がしにくい」という声を聞くこともあります。
どの分野も、専門性に大きな差がありますね。
設計に保育者が関わる園では、保育室の灯りが昭和の蛍光灯のまま、ということはありません。

どのような灯りをどの場所に配置するか、それによって保育者や子どもの活動のしやすさが変わります。
子どもや保育者が休む場はあたたかでゆったりとできる灯り。
反対に倉庫やトイレは、蛍光灯で細部までよく見え、掃除もしやすい灯り。
機能に合わせて、灯りも選びたいですね。
園舎の建て替えや改築は、保育を進化させる大きなチャンスです。
設計には、保育者が意見を出していきたいですね。
(意見は文書にまとめ、〇年〇月〇日、〇〇課〇〇氏に提出と文書のコピーをとっておきましょう)