オニの足あとに大泣き ― 2015/02/28
チャイルドコミュニケーションデザイナーの平井亘さんとレモネードちゃんが、出張のついでに大学に寄ってくださいました。平井さんは、子どもたちの心に創造性の種をまくことを仕事にしてしまったすごい方です。


レモネードちゃんも、実習室のエリとプータンと、おしゃべり。(人形の名前は今つけました)
平井さんが活躍するレイモンド庄中保育園には、小学館の取材で伺ったことがあります。この日は、平井さんからデザインと保育、建築に対する思い、コミュニケーションデザイナーとしての実践など、様々なお話を聞くことができました。
なかでも面白かったのが、節分のオニのお話。レイモンド庄中保育園の節分には、ふん装をしたオニは来ないのだそうです。節分の日には子どもたちが登園すると、でっかい足あとだけが園内に残っているのだとか。
園内に残る足あとの写真や、足あとを見てオンオン泣いている子どもの写真を見せていただきました。
おもしろいですねえ~。子どもが想像を広げる余地を大きく残しています。
保育では、子どものつぶやきや絵本をきっかけにして、創造的な遊びを広げる実践がこれまでも紹介されてきましたが、そのデザイン自体を仕事にされる方って、たぶん日本に初めてなのでは?と思いました。
平井さんのチャイルドコミュニケーションデザイナーとしてのお仕事は、ホームページで一部を見ることができます。
「ものがたり保育」のページ
折しも、山崎由紀子先生の「身ぶり表現・ごっこあそび・劇づくり」フォーラム・A、2014を拝読したところでした。
自然や絵本を題材にして、子どもと保育者が繰り広げる創造的な実践が数多く紹介されています。
コメント
_ 佐野 学 ― 2015/03/10 22:16
鬼が登場しない節分は聞いたことがありませんでした。そして、足跡で泣いてしまう子どもの想像力には驚きます。そんな子どもの想像力を大切に育んでいきたいです。
_ 高山静子 ― 2015/05/16 07:06
佐野先生、コメントをありがとうございます。実践を知るたびに保育は本当にクリエイティブな仕事だと思います。大学の授業や研修では、なかなかハジケルことは難しく、いろいろ準備しても実際には恥ずかしくてできないことの方が多いです。先生方には保育という仕事をうんと楽しんでほしいと思います。