研修よりも採用が大事 ― 2025/09/22
保育者の効果的な研修を研究していたとき、
「セレクションはトレーニングに勝る」、
「仕事が木登りであれば、七面鳥を訓練するより、サルを雇った方がよい」、
という言葉を知って、衝撃を受けました。
七面鳥だって、トレーニングを重ねれば木に登れるようになるかもしれません。
けれど七面鳥に向く仕事につく方が、七面鳥も幸せでしょう。
研修よりも、採用が大事。
となれば、競争率が出るぐらい応募者が集まらなくてはいけません。
そのためには、よい保育を行う必要があるのは以前書いた通りです。
保育者の職務に向くかどうかは、面接や小論文では判断しにくいものです。
面接や小論文よりも保育に入る方が、子どもや同僚とのコミュニケーションが分かります。
面接用のスーツよりも、私服と保育の服装の方がその人の個性は見えます。
ある園は、応募者には実習に入ってもらって保育者に採用したい人と理由を聞くそうです。
保育では、ここから2月に向けて求人数が増え、本格的な採用の季節がはじまります。
各園で保育という職務、そしてその園に合った応募者を採用できますように。

保育者も、それぞれが輝ける職場づくりを。