積木、お医者さんごっこ、のち会議2012/12/05

今日は、めまぐるしい一日でした。
朝は8時半から、ちょっと早めの主題演習。恒例積木のワークショップです。
学園祭で、遊びの素材の重要性を体験したクラスですが、自然に近い遊びの素材である「積木」については、本での事前学習しかしていませんでした。幼児期になって初めて積木に出会う子どもたちに対して、どのような出会わせ方をするか、一例を学びます。

「積木って生きているんですよ」というお話から始まり・・・


「ゆび一つ分あけて、積木を順番に並べていきましょう」


準備された積木があっという間になくなります。


最後はクリスマスツリー。ビーズと色板で飾りました。
 
インストラクターの大隅和子先生、早朝よりありがとうございました。


2限のゼミは、ごっこ遊びのシンボルを各グループから発表する日です。
幼稚園や保育園の遊びは、保育者の準備する環境に左右されます。
とくにごっこ遊びは、シンボルに左右されます。サイレンがあれば、消防車ごっこや救急車ごっこが始まりますし、レジに見立てやすいものがあれば、お店屋さんごっこが始まります。ごっこ遊びは、シンボルが重要。そして、シンボルを理解するには、まず自分が子どもになって遊んでみることが大切。ということで、作成したお医者さんごっこのシンボルを、ごっこ遊びで発表します。


学生たちが準備したシンボルの数々。その発想の柔軟さには脱帽しました。

ストローにメモリを書いてボールペンの中へ。
体温計のつくりかた

体温計のできあがり。


排水溝の白いネットを使ったナース帽と、吸着盤を使った聴診器。

左は本物の注射器で、右はお菓子が入っていた容器なのだとか。(右はららぽーとで買ったらしいです)


ちなみに右の注射器の元はこんな感じ。みずあめの容器がこんなに本物に似せて作られているとは・・・。



本物らしい容器やトレイを使ってごっこ遊びを盛り上げています。無地の白い布も病院のシンボルですね。


聴診器は、危険な個所にビニールテープを巻いたり、紙で作り変えていました。年長クラスの場合には、本物をそのまま使って、からだの不思議さを感じるという園もあります。


ごっこ遊びを超えた迫真の演技を披露した三人。
お父さんのワイシャツや高校のときの白いシャツが、お医者さんのシンボルになりますね。
診察券や薬袋なども準備して、リアルなやりとりをしていました。ごっこ遊びは、社会認識や言葉を育むという意識をもっていると、質問を投げかけたり、話し合いを促したり、意図的にモデルを見せたりできますね。


右に写っている果物の白いネットは、腕や頭に巻く包帯の代わりになります。
プラスチックの容器に赤い十字を貼ることで雰囲気が出ていますね。
左下は、お医者さんのシンボル。丸い紙に銀紙を貼っただけですがお医者さん気分になれます。



写真で撮影されながらごっこ遊びをするって、もう二度とない経験だと思います・・・。

これでもちゃんとした保育の勉強でした。
                                           でも、楽しかったね。

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