保育者養成・研修の質を高める2015/08/05

保育の質を高めるには、保育者養成・研修の質を高めることが不可欠です。保育の質を高めることには、予算がかかることが多いのですが、保育者養成教育と研修の質を変えることには、予算は不要です。



先日玉川大学のラーニングコモンズを見学する機会がありました。
二つのフロアーにまたがる1000人収容の広い、広い、ラーニングコモンズ。玉川大学では、1日8時間大学で学ぶとができる空間と時間を確保しているそうです。履修単位は半期で上限16単位。授業は1限と5限、2限と4限など必修の間をできるだけ開けるのだとか。徹底しています。保育者養成では講義半日、現場半日で8時間であれば最高ですね。

数年前から保育者養成・研修の質を高めたいと授業の工夫を伝え合う研究会をやっています。小学校の先生方の実践の蓄積にははるかに劣りますが、最近、ネットでも大学教員の授業実践を気軽に読むことができるようになりました。以前に日本医学教育学学会を紹介しましたが、今回は、保育者養成や研修のために、参考にしている団体やホームページを紹介します。

高等教育開発、FDに役立つ資料やリソースがアップされています。

 「教授法が大学を変える」では、教育学術新聞が公募した教育実践事例を読むことができます。
「教職員の教育力向上⇒教育改善研究のコンテスト」の、ICT利用による教育改善発表論文は参考になります。

最近文部科学省はアクティブラーニングを推進しています。協働する保育者を育むには、学びも協同的でありたいもの。協同学習の考え方や方法は授業の改善に役立ちました。

九州を中心に実践交流会が行われています。玉川大のラーニングコモンズ見学はこの学会の企画でした。

この他にも、各大学のFDページは勉強になります。

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