自然のものと自然ではないもの2014/06/16

(公財)日本生態系協会から、「こども環境管理士資格試験の案内」が送られてきました。
後援には保育団体がずらりと並んでいます。

ホームページを読んでいると、「自然のもの」と「自然ではないもの」を、きちんと区別しましょうとの一文が。
自然のものとは、
シジュウカラ、ツバメ、アマガエル、ニホントカゲ、アゲハチョウ、アブラゼミ、ヤマザクラ、スギナ、カタバミなど、もともと地域にいるさまざまな野生の生きものを指すそうです。
自然ではないものとは、
チャボ、あひる、いえうさぎやぎ、金魚、ひまわり、チューリップ、稲、さつまいも、桜(ソメイヨシノ)、ウシガエル、アメリカザリガニ、シロツメクサ、レンゲなど、飼育・愛玩動物、園芸種・農作物、外来種は、自然ではないものになるそうです。

なるほどねぇ。生態系の視点から考えると、こういう区別が必要になるのだなあと思いました。
今、運動場のような園庭を、自然豊かな園庭に変えている園が増えていますが、この視点を持っているとよいかもしれません。園庭にビオトープをつくるときには、この自然のもの:自然ではないものの区別が生きるでしょう。しかし、子どもが人間の暮らしを学ぶためには、稲や野菜を育て家畜を飼う経験が必要かもしれません。

自然を人間の暮らしに合わせてつくりかえた里山的な自然で育った私には、自然のものだけの地域環境がうまく想像できません。これらの知識をどのように実践に活かしているのか、ぜひ園に伺って学んできたいと思いました。

公益財団法人 日本生態系協会



私の大好きな景色は、「自然ではない」植栽ばかりです。


伝わるデザイン2014/04/29

「いつ出ますか?」と聞かれ続けの「環境構成の理論と実践」
エイデル研究所の長谷さんが5月の保育学会でブースに並ぶように頑張ってくださいました。どうやら間に合いそうです。

この本では、色彩の調和に関してもページを割いています。この本のために印刷物の色彩番号をネットで探していると、おもしろいホームページを見つけました。

伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン 編集・制作 高橋祐磨・片山なつ



パワーポイントを使った授業や研究発表で、参考にしたいデザインの基本が、シンプルにまとめられています。
トップページには、「情報×デザイン=伝わる」とあります。「なるほどねえ」を連呼しながら読みました。
私がよくやっていることが、わかりにくい事例として挙げられているではないですか。パワーポイントを作る方にお勧めのホームページです。 


教師教育学研究会2012/07/27

今年の卒業生たちへの最後の授業の日が迫ってきました。この4年間で、新しい言葉と、新しい行動を手にすることができたでしょうか。社会と教育を見る目が変わったでしょうか。入学したときとは違う自分を感じているでしょうか・・・。


保育内容総論のまとめでは、武蔵大学武田信子先生が主宰する教師教育学研究会のパワーポイントを紹介しました。
全編は以下の研究会のページにあります。

       教師教育学研究会ホームページ


学生や保育者の皆さんには、ぜひ以下の二つのパワーポイントを見ていただきたいと思います。

海外視察・調査報告
  •             アップする機会を失ってしまった浜松城のあじさい。もう見頃が終わりを迎えましたね。 

せたがや子育てネットの松田さん2010/09/22

私は、人運だけは最高に良い。私の仕事のエネルギーは、ほとんどが人の励ましからもらっているのではないかしらと思うほど、あたたかい人たちに恵まれています。「もうだめだ・・・」と落ち込みきっているときには、学生や友人たちから贈られた小物や写真が、「大丈夫だよ、がんばれ、がんばれ」と励ましてくれます。これまでいただいた数多くの手紙も大切な宝物です。

やっと本になった「ひだまり通信」ですが、浜松や静岡市内の書店ではまだ目にすることがなく落ち込み気味・・・そんな時、とってもうれしい一報が。私の尊敬する子育て支援者、東京の松田妙子さんが、書評をそっと書いてくれていたのでした。 紀伊国屋書店・書評空間

「プロの読み手による書評ブログ」に、研究者や評論家と並んで、『子育て支援コーディネイター松田妙子』と書いてあるだけでうれしくなりますね。松田さん文章がうまいなあ~。「かがくのとも」のエピソードも素敵。私の方がうれしくって小躍りしそうでした。松田さんありがとう。そして教えて下さった徳永さんにも感謝。あのハイレベル読者層を持つ保育雑誌の「遊育」や、読売新聞、静岡新聞でも、「ひだまり通信」を取り上げていただけたそうです。本当にありがとうございます。・・・・どうか保育者の皆さんの手によって、一人きりで必死で子育てをしている人のもとに笑いと喜びが届きますように・・・。