ごっこ遊びに用いる道具 ― 2011/12/25
前回に続いて、ままごと遊びのために各園で準備している「道具」について御紹介します。
クラスに、ままごとの道具や具材をクラスにどのぐらい揃えるかは、その園とクラスの条件によって異なります。
〇屋内で自由に遊びを選択できる時間がどのぐらいあるか
〇ままごと以外の遊びの空間や材料がどの程度あるか
〇主にままごとで遊んでいる人数は何人か
〇子どもたちの発達段階、ごっこ遊びはどの段階か
どの園でも、家庭よりもかなりの量が必要となります。狭い空間に置くため「物ばかり」との批判を受けることもありますが、30人の集団保育で量が多くなるのは仕方ありません。よく環境のモデルにされる北欧の園とは、集団の大きさも、遊びに使える部屋の広さも異なります。研修時間や教材の準備時間を取りにくい場合には、市販品をうまく活用する工夫も必要となります。その園の条件と、子どもたちの様子に合わせて考えてみましょう。

クラスに、ままごとの道具や具材をクラスにどのぐらい揃えるかは、その園とクラスの条件によって異なります。
〇屋内で自由に遊びを選択できる時間がどのぐらいあるか
〇ままごと以外の遊びの空間や材料がどの程度あるか
〇主にままごとで遊んでいる人数は何人か
〇子どもたちの発達段階、ごっこ遊びはどの段階か
どの園でも、家庭よりもかなりの量が必要となります。狭い空間に置くため「物ばかり」との批判を受けることもありますが、30人の集団保育で量が多くなるのは仕方ありません。よく環境のモデルにされる北欧の園とは、集団の大きさも、遊びに使える部屋の広さも異なります。研修時間や教材の準備時間を取りにくい場合には、市販品をうまく活用する工夫も必要となります。その園の条件と、子どもたちの様子に合わせて考えてみましょう。

なべ、おたま、具材の三つが揃うと、お料理をつくる練習ができます(ここみ広場)

最も扱いやすい道具の一つに「とんすい」があります。1,2歳児も好きですね。(なごみ保育園さん)

お玉やフライ返し、包丁などは料理のお手伝いをする子どもにとってなじみ深い道具(ときわ保育園さん)

鍋はある程度の大きさがあることで上手く扱うことができ達成感が得られます

着替えやバッグ、おさいふなど家庭生活に必須のアイテム。(なごみ保育園さん)

世話遊びには人形は必須アイテム。人形の着替えや布団、洗面器なども活躍。
ちょうど、ネル・ノディングス「学校におけるケアの挑戦ーもう一つの教育を求めて」、ゆみる出版を読んだところでした。学校教育は、ケアする人を育てるように準備できていないという指摘は、幼児教育でも留意したい点。他者への共感性と想像力を育むためにも、世話遊びができる環境をつくり人形を選びたいものです。
ままごと以外のごっこ遊びのシンボルについては、また次の機会に。
ちょうど、ネル・ノディングス「学校におけるケアの挑戦ーもう一つの教育を求めて」、ゆみる出版を読んだところでした。学校教育は、ケアする人を育てるように準備できていないという指摘は、幼児教育でも留意したい点。他者への共感性と想像力を育むためにも、世話遊びができる環境をつくり人形を選びたいものです。
ままごと以外のごっこ遊びのシンボルについては、また次の機会に。