わこう村のDVDが付録!? ― 2014/05/12
6、7月号の小学館『新幼児と保育』が届きました。
今月の子どもの育ちを支える保育環境のテーマは砂遊び。川和保育園さんの砂場の写真が満載です。

表紙は長新太さんです。
驚きなのがその付録。ドキュメンタリー映画『わこう村 和光保育園の子どもたち」、60分のDVDがついているのです。宮川編集長、60分映画のDVDつけていいんですか~?と驚きました。
企画は「日本児童教育振興財団」。監督は、「こどもこそミライ」の筒井勝彦氏です。

60分ドキュメンタリー映画が付録って・・・。私、「こどもこそミライ」は映画館に見に行ったのに。本屋に走りましょう。
わこう村のおだやかで生き生きとした日常と環境。
子どもたちの自然のなかでの遊びや毎日の生活のシーン。
一つひとつの環境に鈴木先生や先生方の思いが埋め込まれています。
おやじの会のシーンもいい。(筒井監督、ワンシーンだけ掲載をお許しください)

お父さんたちが、園庭を掘って土台を組んでプールを作ります。
完成したプールの中ではしゃぐお父さんたち。
なんだか涙が出ちゃいます。
豊かな自然と、子どもが自分たちでふつうに遊ぶ姿が、ぜいたく品のように感じる今日この頃。自然や人とつながりのある生活やていねいな暮らしは、一部の恵まれた子どもにしか享受できないものなのでしょうか。保育園や幼稚園は、ほんとうの豊かさを子どもや保護者に提供できるはず。報告書や講演では伝えることが難しい保育園や幼稚園の可能性を、筒井監督が見事に映像にして下さいました。
「子どもにとって豊かな環境とは」、このDVDを見て話し合うことで多くの気づきが得られると思いました。
また「子育て支援とは何か?」、その本質を考えるためにも、ぴったりのDVDです。
映像のチカラは大きい。学生たちに見せて一緒に話をしてみたい、と思いました。
授業でも使ってもよいかお尋ねしたところ、小学館の宮川編集長はもちろんのこと、日本児童教育振興財団の担当者の方も、「ぜひどうぞお使いください」と、許可をいただきました。ありがたいことです。こういう思いと行動が重なりあって、保育も、社会も少しずつ少しずつ良くなっていくのですね。
ただし研修などの「上映会」は、有料、無料にかかわらず不可だそうですので、どうぞご注意ください。