保育の内容・方法科目の教授内容 ― 2016/01/10

<目標>
1.養護と教育にかかわる保育の内容が、それぞれに関連性を持ち、総合的に保育を展開していくための知識、技術、判断力を習得する。
2.子どもの発達を「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5領域の観点から捉え、子ども理解を深めながら保育内容について具体的に学ぶ。
<内容>
以下の観点から、総合的に保育内容を理解する。
1.子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助やかかわりである「養護」
①子どもの生理的欲求を満たし、子どもが健康、安全、かつ快適に過ごすための生活援助
②子どもを受容し、子どもが安心感と安定感をもって過ごすための援助やかかわり
2.子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である「教育(健康、人間関係、環境、言葉及び表現の5領域)」
①健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う「健康」の領域。
②他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人とかかわる力を養う「人間関係」の領域。
③周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持ってかかわり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う「環境」の領域。
④経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う「言葉」の領域。
⑤感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする「表現」の領域。
<科目名>
保育の内容と方法(演習・5単位)
<目標>
1.「保育所保育指針」、「幼稚園教育要領」の各領域のねらいと内容を理解する。
2.養護と教育にかかわる保育の内容が、それぞれに関連性を持ち、総合的に保育を展開していくための知識、技術、判断力を習得する。
3.子どもの発達を「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5領域の観点から捉え、子ども理解を深めながら保育内容について具体的に学ぶ。
<内容>
1.各領域の「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」のねらいと内容
2.各領域の観点による子どもの発達過程
3.発達過程に即した具体的な活動の理解
4.内容の遊び・生活場面への具体的な展開
5.環境構成
6.保育者の援助・指導
7.内容の取扱いと配慮事項
8.個別の事例における保育内容の具体的な展開
とはいえ、指針や要領が抜本的な改革が行われて、観点の構造が変わると、科目名も変わりますね。