保育が載ってる保育雑誌2016/01/24

最近、「保育が載ってる保育雑誌」としてご紹介しているのが、
エイデル研究所の「げんき」です。


字が多い、というより字ばかりの珍しい保育雑誌です。
そのなかで、カラー写真のページが一部だけあります。



「保育とおもちゃ」「保育と絵本」の著者である瀧薫先生の連載。
絵本の読み聞かせから、
子どものこんなつぶやきが聞かれて、
こんな遊びが生まれて、
環境をこう工夫したら、
遊びがこんな風に広がりました。
といった感じで、
継続的な保育の実践が載っているのです。




各園では素晴らしい実践が積み重ねられています。
でも園の先生方は、他園の実践を見聞きする機会はなかなかありませんよね。
私も保育士の頃、他の人たちはどうやっているんだろうと
実践記録が載っている本をいつも探していました。

ポートフォリオの「書き方」は、
雑誌で取り上げられていますが、
そこに記録された保育の中身は
なかなか紹介されません。

雑誌には、造形、手遊び、歌遊び、運動、
パネルシアター、エプロンシアターなど
環境構成が不要で、
その時間だけで完結する
ノウハウ的な活動が掲載しやすく、
環境構成が必要で、
継続的で子どもが創意工夫して発展する
協同的な学びが生じる保育実践
紹介することが難しいのです。
4月号の記事を作るのは1月頃ですから、
季節のずれの問題もあります。

保育雑誌が保育現場に与えている影響は
保育の研究者より大きいのではないでしょうか。
保育雑誌が質の高い保育を掲載できるように応援したいと思います。

さて、「『げんき』はどこで買えますか?」と聞かれるのですが、
書店で注文するか、
エイデル研究所のホームページから問い合わせメールを送るか、
幼稚園か保育園の先生は、こどものとも社に頼めばよいそうです。

月末は、研究会のメンバーで瀧先生の園へ訪問します。
先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

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