モンテッソーリの研修会に参加してきました2012/01/13

土日を使って、モンテッソーリの研修会に参加してきました。
自分の経験には偏りがありますし、いい加減なことを教えてはいけませんので、私にとって現場と研修は必須です。

今回のテーマは日常生活の練習。
あのモンテッソーリの有名なエピソード、鼻かみの指導を実際に見てみたいと思いました。
貧民教育にたずさわったモンテッソーリは、ペスタロッチ同様、著作から福祉の心、深い祈りを感じます。
何度読んでも、子どもの保育で保護者の暮らしが変わっていく同じ場面でおんおん泣いてしまうのです。

さて研修。実に学びの多い二日間でした。椅子に座る、歩くの基本動作に始まり、日常生活がこんなに教材化できるんだ~なるほど~と興奮した二日間でした。

講師の先生が、「絶対にこうしないといけないと思わないでくださいね」と所々で確認し、「園に合わせて」、「子どもに合わせて」と、受講者が教条主義的な受け止め方をしないように留意していらっしゃることが印象的でした。 

子どもは動きながら学ぶこと、困難や性質をピックアップして教材化すること、子どもの発達段階に沿って体系的に教具を準備すること、自己選択と自己決定によって自立を促すこと、繰り返しによる着実な定着を促すこと、達成感と満足感による情緒の安定と自信、などなど普通の保育をされている先生方にも、活用できる理論と、具体的なヒントが多く見つかります。                

よく、「高山さんは、さくらんぼですか?コダーイ?シュタイナーもやるんですか?」なんて、保育の流派?を尋ねられることがあるのですが、私はこのブログを読んでいる皆さんと同じく「子ども派」です。目の前の子どもに合わせてよりよい方法を探し、主体的に活用するのが保育者の職務。他者を援助するのに、感情レベルの判断も、先入観も、保育者には似つかわしくありませんもの。生涯をかけて保育に専心した先人達に学ぶ姿勢を持ち続けていきたいと思います。
また、どこかの研修で隣に座っていましたら、よろしくお願いします。
残念ですが、今回は受講した団体の紹介と、写真はなしで。

                             代わりに お花

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