012歳児クラスの玩具選び2012/12/13

「クラスにどんな玩具を置いたらいいですか」。この相談、とっても多いです。
とくに012歳児クラスでは、室内環境によって、子どもの行動が目に見えて変わるため、もっと環境構成の技術を高めたいと思われる先生も多いようです。乳幼児期は、手と身体を使って発達し、環境に働きかけて学習する時期ですから、保育室を体育館状態にはしておけません。

そう聞かれるとつい「子どもの遊びとは」、「そもそも玩具とは」と語りたくなりますが、迷惑ですからやりません。(笑)
環境構成の原則を書いた本が出版されるまで少々お待ちください。

玩具の相談を受けたときによく紹介している本を、改めてブログで紹介します。


瀧薫 「保育とおもちゃ―発達の道すじにそったおもちゃの選び方」 エイデル研究所、2011


012歳児クラスの玩具と子どもが遊ぶ様子がカラー写真満載で紹介されています。
裏表紙についているこの発達の表が、とてもわかりやすい。発達に沿って玩具を考えられます。



初めて012歳を担当するから、玩具だけではなく生活も知りたいという先生にはこちら。
園と家庭を結ぶ「げんき」編集部 「乳児の発達と保育―遊びと育児」 エイデル研究所、2011

遊びと生活の場面ごとの援助が写真と解説で説明されています。
内容の紹介写真も許可いただきありがとうございました。

どんな熟練の仕事も、最初は模倣からはじまります。保育のモデルは、ほかの先生、ほかの園、保育の本など。
大学の図書館で閲覧できる保育のDVDや、日本保育協会の研修番組(保育E-Learning)でも、素敵な保育モデルを見つけられます。

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