千葉の和光保育園へ行ってきました2010/07/13



東京駅からバスに乗り、千葉のわこう村・和光保育園へ行ってきました。
今年は、「保育所の養護機能」を研究しています。生活、文化といえば、千葉のわこう村には行かねばならないでしょう。研究メンバーの圓藤弘典先生の御紹介を受け、鈴木眞廣先生にお話を伺いに行きました。



「昔からそこにあったように建ててほしい」という鈴木先生の依頼通り、古民家のような雰囲気です。



人工的な材質や色を避け、自然の色が保育室内にもあふれています。羊水という大海から生まれたばかりの子どもたち。環境のすべてを五感から取り込む乳児期、幼児期には、子どもの体(自然)と調和する環境をつくりたいものです。

保育室内も、風が吹き抜けていきます。 保育室が、こんなに落ち着くのは私が昭和世代だから?



大きな子どものクラスにも畳があります。この空間の居心地のよさといったらもうたまらない。(研究なんかどうでもいい、ゆったりと子どもたちの姿をみていたい)、そんな気持になってしまいます。(環境の影響を受けやすい私はやっぱり3歳児)



おみこしの練習が始まりました。子どもの声の張りと真剣さ、集中の度合いに、日頃の保育のていねいさが伝わってきます。先生の指導もうまい。

ここには、手をかけられた自然があります。あなたは、ここに在るだけでよい、と環境全体が、子どもも保育者も包みこんでくれるようです。つながり、かかわり、節度、ちょうどよさ・・・現代社会が失おうとしている価値観が、わこう村にはありました。

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