子どもが育つまち・子どもを育てるまち2010/12/06

12月11日(土)13:00~15:30 
HGU(浜松学院大学)地域共創センターシンポジウム
 「子どもが育つ・子どもを育てる環境としてのまち」   
入場無料・申込不要 定員200名
   会場:浜松学院大学 4階4401階段教室
     (浜松市布橋3-2-3)
13:05~ 基調講演
IPA(子どもの遊ぶ権利のために国際協会)東アジア副代表 嶋村仁志
14:00~15:30 パネルディスカッション
テーマ「子どもが育つ・子どもを育てる環境としてのまち」
 〇コ-ディネーター
   酒井 俊郎  浜松学院大学子どもコミュニケーション学科長 教授
 〇パネリスト
   辰巳 なお子 浜松市 こども家庭部 部長
   松井 玲子  ここみ広場 ママスタッフ代表
   嶋村 仁志  IPA東アジア副代表

浜松に来てずっとやりたかった講座を開催します。歩道がない道路をヘルメットをかぶって歩く小学生を見たときの衝撃。なぜ、子どもをとても大事にする浜松の気風と、子どもたちの真横を車が猛スピードで走る光景のギャップ。浜松は子ども第一主義のまちだし、自動車産業が盛んなまちだし、人と車が共存するモデル都市をつくれるのではないかと、いつもの妄想が広がります。

子育て中のママ代表、まついさんにも登壇していただきます。当日、「子どもとまちに関するアンケート」を配布しますので、私も登壇して一言、いいたいという方、ぜひアンケートの裏側までお使いください。

子どもが車にひかれないまちをつくりたい。一人の子どもがひかれたら、町中のひとが大騒ぎし、みんなが泣くようなまちに住みたい。
当日は裏方をしていますので、どうぞ、声をかけてくださいね。

子ども・子育て新システム2010/12/10

 先日、保育雑誌エデュカーレの主催で行われた「子ども・子育て新システム緊急シンポジウム―小宮山洋子厚生労働副大臣を迎えて――­これからの保育・子育て支援を考えよう」の動画がユーチューブにアップされています。(大枝さんありがとうございます。)以下は大枝桂子さんが保育のメーリングリストに送ってくださったものです。

《子ども・子育て新システムシンポ12/4 URL 一覧》

★その1 http://www.youtube.com/watch?v=13SgfVtCY0I(小宮山副大臣講演開始・新シ
ステムの概要について)
★その2 http://www.youtube.com/watch?v=wHuj8KgWUMw(小宮山副大臣講演・新システ
ムの概要について続き)
★その3 http://www.youtube.com/watch?v=X2u9mz1-Wds(小宮山副大臣講演のあと、9
つの質問に対する回答・本編3:00~)
★その4 http://www.youtube.com/watch?v=kr8_bPuM7n8(小宮山副大臣講演ここまで)
★その5 http://www.youtube.com/watch?v=aZNz4VO54qA(小宮山副大臣とフロアとの質
疑応答)
★その6 http://www.youtube.com/watch?v=4GE3fnl8zcc(小宮山副大臣とフロアとの質
疑応答)
★その7 http://www.youtube.com/watch?v=WK7tAPrSkV4(小宮山副大臣とフロアとの質
疑応答)
★その8 http://www.youtube.com/watch?v=FQdt_ReHQF0(小宮山副大臣とフロアとの質
疑応答ここまで)
★その9 http://www.youtube.com/watch?v=h6VoLkKIaTU(シンポジスト登壇 私立練馬
区向南幼稚園 田中康行園長、東京家政大学ナーサリールーム 井桁容子先生、東京都
あきるの市認証保育園 溝口義朗園長)
★その10 http://www.youtube.com/watch?v=BhX3Xb6Wa1o(小宮山副大臣降壇、以下、
シンポジスト・汐見編集長コメント)
★その11 http://www.youtube.com/watch?v=hbvPoERJJdE(シンポジスト・汐見編集長
コメント)
★その12 http://www.youtube.com/watch?v=2hzAxg3_7YU(シンポジスト・汐見編集長
コメント)
★その13 http://www.youtube.com/watch?v=pEdN6Om6T6s(シンポジスト・汐見編集長
コメント。シンポここまで)


嶋村さんは松ケンに似てる?!2010/12/13

研究から逃げている高山です。はい、これを書いたらすぐに戻ります。
地域共創センターのシンポジウム、皆さんお忙しいなかご来場いただきありがとうございました。
司会をしてくれた高野さん、受付の杉山さん、榊原さん、根木さんもお疲れ様でした。

いつものごとく、困ったときの河村さん、大橋先生に今回もたくさん助けていただきました。

シンポジストたちの「まっすぐ発言」気持ちよかったです。
質問に立った真面目そうな方からの「まつけんに似ていらっしゃる」発言には笑いました。

「わが子がよく育つには」というテーマには、人がたくさん集まるけれども「子どもが育つ環境としてのまち」とか「子ども政策」なんて、集まらないよね・・・と思っていましたがとんでもない。こんなにこのテーマに関心を持ってくださる人がいるんだ、ととてもうれしく感じました。それもけっこう年齢が高い子育てが終わった皆さんがたくさん。世の中捨てたものではないですね。

わたしは子育て支援がいらないまちを作るために、子育て支援を始めました。
車に乗れない子どもたちが、家の回りで遊べるまち。つくりたいですね。










今月の保育雑誌のお薦め記事2010/12/15



布橋図書館に、保育雑誌の12月号が揃いました。写真上から「エデュカーレ」、「現代と保育」、「げ・ん・き」、「こどもと」、「012歳の保育」、「345歳の保育」、「ほいくしんり」、「子育て支援と心理臨床」、「発達」など・・・布橋には四年制らしい専門的な保育雑誌が揃っています。その他の保育雑誌も、住吉図書館で読めます。

今月のお薦め記事

345歳児の保育」
○柏女先生の子ども・子育て新システム解説
保育雑誌の解説シリーズはわかりやすい。就職試験前には要チェックです。

○発達につまづきのある理解に役立つ感覚統合理論・エアーズ
ルソー、モンテッソーリなど保育思想をマンガで理解できるシリーズに、ついにエアーズ登場です。エアーズを美女に書いてくれた大枝さんありがとう!


「園と家庭をむすぶげ・ん・き」
○絵本歳時記
その季節ごとに絵本が紹介されています。絵本好きは要チェック。

○わらべうたであそぼ!
携帯でわらべうたが聞けるよ。


「こどもと」
○表紙
毎回びっくり

○月別保育資料
月別のうたや遊びの紹介。2月の実習前には見ておこうね。

ルポ貧困大国アメリカⅡ2010/12/20

Ⅱをやっと読めました。
(今年はなかなか本が読めません)
堤未果 『ルポ 貧困大国アメリカⅡ』 岩波新書 2010

戦慄の一冊。
「教室の悪魔」も「この人痴漢と言われたら」も怖かったけれど、今年読んだ本の中で怖さで順位をつけるとすれば堂々の一位。まさに日本の近未来を予感させます。怖すぎです。

公教育で借金地獄、借金で刑務所、ホームレスは逮捕される。。。
マスメディアにのせられ自分の判断が侵襲されていることに気がつかない市民。
マーケットにのせられ、普通の人たちの暮らしが崩壊していく。
これって日本も同じ状況では?いえマスメディアへの信奉は、日本のほうが深刻かも。
自分の暮らしと人間関係が薄くメディアリテラシーを持たない
社会のお客さんのような子どもを育ててはいけないとこの本を読むとしみじみ思います。

一人ひとりの子どもや親が、主体者となること。
つながりやかかわりを取り戻し、情報に振り回されない市民になること。
あきらめと無関心を断ち切ること。
消費とは異なる喜びを知ること。

保育と子育て支援のなかで体験と関係を育むために、
先生方が心を尽くしていることには大きな意味がある、と思います。