保育士(保育所)の45の技術リスト ― 2013/09/19
日射しは夏ですが風は秋。
保育士の技術といえば、音楽・図工・体育と言われたのは昔の話。保育士養成では、科目名も「保育表現技術」となり、その科目では環境構成も教えることが示されています。
私は保育士のミニマムなコンピテンシーと45の技術を抽出しましたが、出版はまだ先になりそう。授業や研修で配布するためにA4一枚の印刷バージョンが必要な方は、コメント欄にアドレスを入れていただければ、添付ファイルでお送りいたします。(コメント欄は公表されません)
関係形成
1子どもをかけがえのない存在として尊重する
2すべての子どもに豊かな愛情を持って接する
3応答的に関わる
4あたたかな雰囲気で接する
把握
5子どもの発達段階を把握する
6子どもの生理的欲求を把握する
7子どもの感情や興味を把握する
8個と集団に注意を向け把握する
9子どもの環境を把握する
計画策定
10ねらいを設定する
11子どもの経験を想定する
12ねらいを活動(遊びと生活等)に展開する
13経験を助ける環境構成を計画する
環境構成
14子どもに合わせて用品を選択し準備する(生活場面)
15子どもと活動内容に合わせて生活の空間を構成する(〃)
16人的環境として自らの行動を調整し場の雰囲気を作る(〃)
17子どもに合わせて玩具や教具等を選択し準備する(遊び場面)
18子どもと活動内容に合わせて遊びの場を選択し構成する(〃)
19人的環境として自らの行動を調整し場の雰囲気を作る(〃)
モデル
20行動のモデルを示す
見守り
21子どもの主体的な活動を見守る
22子どもの健康と安全を守るために見守る
23個々の子どもと集団全体を見守る
24子どもに注意を向けながら雑事を行う
直接援助・指導
25ミルクを適切に飲ませる(生活場面)
26離乳食を適切に食べさせ自立を支援する(〃)
27幼児食の自立を適切に支援する(〃)
28睡眠の自立を適切に支援する(〃)
29排泄の自立を適切に支援する(〃)
30着脱・清潔の自立を適切に支援する(〃)
31抱く,歩行を適切に支援する(〃)
32子どもの気持ちを受け止める(遊び場面)
33子どもと話し合う(〃)
34集団に対して説明をする(〃)
35遊びのコツを伝える(〃)
36遊びのルールを伝える(〃)
37質問をし子どもの思考や言語化を助ける(〃)
38子ども同士の関係を援助する(〃)
39必要な子どもに援助を行う(〃)
日課管理
40毎日同じ日課を繰り返し行う
41子どもの様子によって日課を変化させる
記録・評価
42記録を作成する
43保育を振り返り評価を行う
連携
44チームワークを大切にし協力し合う
45記録・連絡・報告を行い,情報を共有する