0・1歳の子どもの手2013/02/28

子育てひろばに行くと、子どもがいる時間のおだやかさにホッとします。会議をしていても、そこに子どもが一人いるだけで空気がほんわかとあたたかくなります。24時間一緒にいて責任が重い親御さんには申し訳ないけれど、私は子どもの姿を見るだけでテンションが上がり、笑顔も泣き顔にも癒されます。とくに、子どもが何かに専念しているときの姿はたまりません。

今回は、私が撮った写真から、とくに知的興奮を誘う0・1歳の「手」をピックアップしてみました。


握る手 保育者の皆さんはこの手を見ただけで月齢の想像がつくでしょう。
握っている手


物をつかむ手 
物をつかむ手


後ろへ物を放る手。保育者の皆さんはこのときの子どもの顔が目に浮かぶことでしょう。
後ろへ物を放る手


物を離す手
物を離す手


物を入れる手 左手は容器を握ったままです。背中や足にも注目。
物を容器に入れる手


ふたを閉める手 手のひらすべてを使っています。
ふたを閉める子どもの手

ここから、無駄な力み(りきみ)がなくなるまで、まだ何年もかかります。
人間は道具を使える手を獲得するために、なんと長い練習時間を必要とするのでしょう。


竹内敏晴氏の本を読んでから、私は子どもを理解するために、体や表情の真似をすることを始めました。
乳児保育の授業でも、細やかな発達段階を理解するために、子どもの行動の模倣を入れるようにしています。
「骨に刻み、血に流れるように」とまではいかないけれど、「体に染みつくように」講義ができればと思います。

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